こんにちは、コスパ侍です。
現在ゲーム業界でそこそこ納得しながら働いている私が、クソニート時代から現在に至るまでの回顧録をリアルに無計画に時には物語風に綴っていきます。
もしゲーム業界に興味があったり、ゲーム業界ではどうやってキャリアを積んでいくかなど興味がある方がいればぬるりと読んでみていただければ幸いです。
■大卒クソニート時代
大学留年。翌年ギリギリ卒業→1年近くニート生活を続ける。
当時はいわゆる「オンラインゲーム」にひたすら時間を浪費していた記憶しかない。
ウルティマオンライン、FF11、信長の野望Online、RedStone、他数多のβテスト期間中の無料PCオンラインゲームなどなど。
ゴミだらけの部屋でほぼ引きこもり、オンラインゲームの世界で活躍することでわずかばかりの承認欲求を満たしながら自我を保つクソ人間。
「いいご身分だな」
という地に足をつけて働いている周囲の人間からの意見はごもっとも。
とはいえこうしている本人も常に焦燥感にかられ、将来どうなるんだ俺という不安にかられながら毎日を無為に送っている。これはこれでかなり辛いことではあった。
「自業自得」
■もうどこにも行けない
当然こんな生活は長くは続かない。
親からのプレッシャーや学生時代の友人に顔を合わせることもできない劣等感。
当たり前すぎて笑えるだろうけと彼女なんて当然いないし、遊ぶ資格もない。
私は立場を自覚しているタイプのクズだったため精神的にもボロボロになっていった。
後にわかるがそのころはもう「社会不安障害」とやらの謎診断を受けるレベルだったらしく、外を歩けば常に誰かに見られている気がして首から肩が硬直したり震えたり。
コンビニやマックで注文をする程度の事でさえ挙動不審になり、話したいと思う言葉の前後を逆に発してしまい不審がられたり。
バイトや就職の面接なんて緊張のあまり上半身が悪霊にとりつかれたかのように震えだし気持ち悪がられるに決まっていると決め込み逃げ続けていた。
あの頃はお先真っ暗で、練炭・硫化水素・車内目張り排気ガスどうやったら楽に死ねるかなんて考えてばかりだったが、実行する勇気すらなかった。
■人生の転機
彼女ができました
「はぁぁぁぁぁぁぁ?!」
私自身そう思います。
経緯としては、鬱々と過ごしていたある夜、数少ない小学校時代の友人に「何人かで飲んでるんだけどお前もたまには来ないか?」と誘われる。
こうした誘いは10あれば9は断りオンラインゲーム内でのイベントや付き合いを優先していたクズの私がその時は何故か「どうでもいいや……行くか」という気分になり出かけることにした。
着る服もろくなものはない、髪もボサボサなので普段被ったこともないようなニット帽で頭を隠し、いつも通りガクガクの緊張をしながら指定の店に行く。
そこには小学校来の友人・中学の友人・小、中同級生だった女子の顔ぶれが待っていた。
…女子がいるとは聞いてないから、しかも会うの何年ぶりだ。
とか思いつつ、テンション低くその場をやりすごす。
自分は黙ってるだけで何を話したかの記憶すら今ではない。
その夜、女子から連絡があり翌日半ば強引に「付き合わされる」ことになった。
というのも私は自分の現状を説明し、付き合うのは無理だと話したはずだったが女子の押しに負けて「わかった…」と答え成立した形になる。
この女子は実のところ小学生の頃から私が気になっていた女子で、友人にもその事は伝えていた。小・中の頃はもちろん告白なんてことはせず、何もないままに終わった。
どうやら友人づてに私がその女子のことを好きだったという昔話が本人へ伝わっていたらしく、興味を持たれたことがきっかけでこうなった。
不安しかない。
■はじめての就職活動
世の理「女と付き合うには基本金が要る」
定職にもつけずバイトもできず親から小遣いとして貰った金で女子と付き合う。
相手はその頃20代の社会人だったので、気を使ってデートの飯代を払ってくれたりもしていた。
こう聞くと羨ましい立場にも見えなくもない、が、クズ業界の中でも比較的真面目…であったらしい私としては恥辱に塗れ想像を絶する辛さであった。
「働くしかない」
当然の帰結だった。
周囲にその意思を示すと、ありがたいことに親のつてでの仕事の紹介やあの夜飲みに誘ってくれた友人のツテでの仕事の紹介など頂いたが……私は立場を自覚しているタイプのクズ。「絶対に紹介してくれた人間に恥と迷惑を与える」という自信しかなかった。
悩んだ末、数少ない友人Aが現在「ゲームのデバッグ会社」で働いていることを知り、その流れからアルバイトでなら人を募集している という話を聞く。
いくつかの転職エージェントや派遣会社にも登録してしっかりした仕事を探してみてもいたものの......
現在の自分を構成している要素は「キョドる」「ゲーム廃人」ぐらいしかない。
いきなり正社員とか高望みをせずアルバイトから一歩を踏み出すしかないなという結論に至った。
クソニート、ゲーム業界入りの第一歩となる。
つづく
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